目のくまには種類があります。寝不足の日など疲労によって現れるくま。こういったくまの場合は、睡眠をしっかりと取れば消えるのですが、どれだけ睡眠をとっても取れないくまもあります。年齢を重ねることで見られるタイプのくまで、日頃の化粧や摩擦によって生じた色素沈着が原因のくまです。このタイプのくまは、目の下に蓄積されたメラニンが原因ですが、クリニックなどでレーザー治療を受けることで改善できます。また、目の下のたるみが原因になるくまもあります。このように、目の下のくまは、たるみに比べて、様々な要因が複雑に重なり合っていることが多いといわれます。まずは、どのタイプのくまなのかを知り、対策をしていきましょう。
色素沈着が原因の「黒くま」を消したい
黒くまは、色素沈着や肌のくすみによって起きるので、レーザー治療が大きな効果を発揮してくれます。しかし、目の周りは敏感で、レーザーによる治療はお手軽とはいきませんが、すぐに消したい場合は有効です。
また、レーザーなら核質の改善にも効果的で、シワやシミへの効果も期待できます。
その他の方法としては、美白クリームを使用することが多いようです。
たるみが原因の「たるみくま」を消したい
年齢とともにコラーゲン線維やエラスチン線維は減少していきます。これらの線維は、ハリを保つ役割を持っており、減少してしまうとハリがなくなり、たるみが発生します。
また、たるみには2タイプがあります。たるみが原因で眼窩が落ち込み、目がくぼんでしまうものと、まぶたや目の周りの線維や脂肪が重力によって目の下に落ちてきて、目の下に膨らみを作るものがあります。
くぼんだ場合はヒアルロン酸を注入することで、くぼみをなくします。目の下に膨らみができた場合は、脂肪融解注射によって余分な脂肪細胞を分解し、ふくらみを解消します。